【ワクチン】３回目接種、あなたは打ちますか？【コロナウイルス】

　今、焦点になっているのは“３回目“の新型コロナワクチン接種、接種時期の２か月前倒しも可能という話も出てきています。市民や医師の反応を聞きました。

　３回目の接種は１２月から、医療従事者を優先して始まる予定ですが、国の突然の方針転換にこの人は…

　「（２回目接種後）８か月が経った人から、順次（接種券を）送っていくということで。各市町村、段取りしているはず。前倒さないといけないとなると作業は大変」
　　(愛知県　大村秀章・知事)

　そうした中、愛知県犬山市の保健センターには１５日、３回目の接種用のファイザー製ワクチン２３４０回分が届きました。

　犬山市の担当者からも「接種スケジュールも、すでに医療機関と調整しているので、勘弁してほしい」と困惑の声が…。

　接種開始に向け準備が進んでいますが、名古屋の街で３回目の接種について聞いてみると…。

　「留学に行きたいので３回目打つのは良いと思う」
　(１０代女性)
　「早くやった方がいい。感染の拡大を止めるには一番良い方法」
　(８０代男性)
　「２回目を打って(感染状況は)落ち着いてきているので。早く３回目を打てば、このままの状態を保てるのかな」
　(３０代女性)

　一方で…。

　「打たない。（２回目接種で）３７．８℃くらい熱が出たので」
　（２０代男性）
　「９月に２回目打ったから６か月後は３月くらい。(来年の春)就職するので、その時期に体調崩すのも怖い」
　（２０代男性）
　「３回目は考えていない。２回目で異物混入のワクチンにあたって、ワクチンに良い印象を持っていない。（知った時は）死ぬかもって思った。元気なので大丈夫だと思うけれど」　　　
　（２０代女性）

　街でも意見が分かれました。

　名大病院の山本医師に、なぜ３回目接種が必要なのか聞いてみると…。

　「イギリスやイスラエルは（接種後）半年を過ぎて、今の日本のように一旦収束かというくらいだったのが。あっという間に感染者数が増えてしまった。７月半ばに打った人が５か月経つのが１２月半ば。年末年始の人の移動が増えるときに流行の再燃が心配される。流行を防ぐために、もう一回打つ」
　（名古屋大学医学部附属病院　山本尚範・医師）

　３回目の効果や副反応については…↓
　
　「３回目を打つと“抗体量”が１０倍くらいになる。『３回目は特に強い副反応が出る』といったデータは今のところない。安心していただいていい」
　（名古屋大学医学部附属病院　山本尚範・医師）